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【ん?どうした? 】 |
颯樹:うわぁ…。 出雲:あれ、俺よりも長くココの隊舎にいるのに、知らなかったの? 颯樹:ここに登ろうなんて思いませんよ。 出雲:自分の部屋の屋根の上には登るのに? 颯樹:それとこれとは違います。それにここは、遠方からいらした方がお泊まりになる場所ですし。 出雲:だからって、登っちゃだめだ、なんて掟はないよ。 颯樹:それはへりくつと言うものですよ。 出雲:でもさ、気分転換にはなったでしょ? 颯樹:・・・。 出雲:どうしたの? 颯樹:え。 出雲:知らぬで通す気?ま、別にいいけどね。 颯樹:・・・な、何か。私の顔についてますか。 出雲:綺麗だよね。 颯樹:え? 出雲:・・・夕陽がさ。 颯樹:・・・。 出雲:(くす)何?そんな顔して。 颯樹:(ぷい)別に。 出雲:(くすくす)イザは、夕陽なんかと比べられないよ。 颯樹:あーそうでしょうとも。どうせ私なんて 出雲:綺麗なんて言葉で、くくれないよ。 颯樹:師匠・・・? 出雲:(フッ・・・。) |
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